ジムニー660XCの買取査定額がディーラーの下取り価格を超える理由
軽自動車は便利な車ですが、耐久性に劣ることが難点です。
最近の軽自動車は案外値段が上がっていますが、これは複雑な燃費向上策をエンジンに求めたり、ボディの軽量化と高剛性化を突き詰めたりすることによるコスト高が原因です。
しかし、もともと超小型車として製造されている軽自動車のため、痛みが早いのは仕方ありません。
特にエンジンはかなり精密に作られているため、経年劣化が激しいとともに、新車が次々と発売されることから中古車市場は値崩れしやすいです。
これに対し、スズキ『ジムニー』は長年モデルチェンジをせずに生産され続けている異例の車種です。
それでも着実に売れ続けているのは、軽自動車でも悪路走行ができるという性能の高さが見込まれている点です。
海外への輸出もされており、軽自動車としては珍しく海外でも人気車種です。
海外への輸出がされているという事は、当然日本で買い取られたスズキ『ジムニー』も輸出されていることを意味しています。
もともと人気車種のスズキ『ジムニー』ですが、日本だけでなく、輸出バイヤーも狙っているため買取価格が高くなるのは当然です。
実際にスズキジムニー660XCの売買実例を見てみると、10年前のモデルであっても軽く50万を超える買取事例が多く見受けられます。
車両本体価格が150万程度のスズキ『ジムニー』であることを考えると驚異的な高価格での買取事例だと言えます。しかもスズキ『ジムニー』は軽自動車なのです。
スズキジムニー660XCが高く買い取りされる理由はいろいろとありますが、理由を考える前にこのような売買事例を見た方が説得力があります。
実際に15年以上前にモデルチェンジをした2代目のジムニーが30万円程度で売れている事例があるのです。